定規キャッチテスト(ものさし落とし)で反応時間を測る
落ちてくる定規をつかみ、つかんだ位置の目盛りを入力すると、反応時間をミリ秒で表示します。
5回分のキャッチを追加すると平均が出ます。
友だちと定規キャッチテストをするには
30 cm の定規と、手伝ってくれる人が1人必要です。
- 座って前腕を机に乗せ、手首から先を机の端から出します。
- 親指と人差し指を 2〜3 cm ほど開いておきます。
- 相手に定規を縦に持ってもらい、0 の目盛りをちょうど指のあいだに合わせます。
- 相手は合図なしで定規を離します。できるだけ速くつかみましょう。
- 親指の上端の目盛りを読みます。それが定規の落ちた距離です。
- 5回くり返し、毎回ここに記録を追加して平均を見ましょう。
コツ:離すタイミングを毎回変えてもらうと、予測できなくなります。
| 距離 | 時間 |
|---|---|
| 5 cm · 2.0 in | 101 ms |
| 10 cm · 3.9 in | 143 ms |
| 15 cm · 5.9 in | 175 ms |
| 20 cm · 7.9 in | 202 ms |
| 25 cm · 9.8 in | 226 ms |
| 30 cm · 11.8 in | 247 ms |
時間 = √(2 × 距離 ÷ 9.81 m/s²)
このテストはブラウザ上で動き、JavaScriptが必要です。JavaScriptを有効にすると開始できます。下の説明とチェックリストはJavaScriptなしでも読めます。
定規キャッチテストの仕組み
友だちが、開いたあなたの指の上で定規を持ち、合図なしで手を離します。あなたはそれをできるだけ速くつかみます。反応が遅いほど、指が閉じるまでに定規は長く落ちます。落ちる物体の速くなり方は決まっているので、落ちた距離から時間がわかるのです。
計算式は、静止状態からの自由落下の式です。
計算は上のツールがやってくれます。目盛りを cm か in で入力すると、反応時間が表示されます。1回ごとに このキャッチを追加 を押し、5回たまると平均が出ます。
計算例:20 cm
1. 20 cmの目盛りでつかんだので、d = 0.20 m。 2. 2 × 0.20 = 0.40。 3. 0.40 ÷ 9.81 = 0.0408。 4. √0.0408 = 0.202秒、つまり 202 ms です。
時間は距離に比例しない点に注目してください。定規はどんどん加速して落ちるので、10 cmは202 msの半分ではなく143 msになります。
友だちと定規キャッチテストをする方法
30 cmの定規と友だちが1人いればできます。手順は 説明を印刷 ボタンで印刷できます。
- 椅子に座り、前腕を机に置いて、手首から先を机の端から出します。
- 親指と人さし指を2〜3 cmほど開きます。
- 友だちが定規を縦に持ち、0の目盛りがちょうど指のあいだ に来るようにします。
- カウントダウンなしで、友だちが手を離します。できるだけ速くつかみましょう。
- 親指の上端の目盛りを読みます。それが定規の落ちた距離です。
- これを5回くり返し、毎回の結果を計算ツールに追加して平均を見ます。
公平にするコツ: 落とす人は毎回待つ時間を変え、離す直前に手を動かしたり声を出したりしないこと。見るのは定規だけで、友だちの顔は見ないこと。毎回同じ手を使いましょう(左右の比較をするなら意図的に変えます)。
定規が指のあいだをすり抜けてしまったら、その回はノーカウントです。30 cmの定規で測れる最も遅いタイムは約247 msです。すり抜けが多いなら、長い定規を使いましょう。
距離と時間の対応表
ツール内の表と同じ値を、ひとことコメント付きでまとめました。
- 5 cm → 101 ms:とても速く、再現するのは難しいタイム。
- 10 cm → 143 ms
- 15 cm → 175 ms
- 20 cm → 202 ms
- 25 cm → 226 ms
- 30 cm → 247 ms:一般的な定規の端。
インチでは、4 in ≈ 144 ms、8 in ≈ 204 ms、12 in ≈ 249 msです。計算ツールには1〜100 cm(0.5〜39 in)を入力できます。
学校の実験にもぴったり
定規キャッチは、定規1本でできて、生物(神経と筋肉)と物理(加速度)がつながる定番の理科実験です。授業のアイデアを挙げておきます。
- 利き手とそうでない手:字を書く手のほうが速くつかめる?
- 気をそらす:100から3ずつ引き算しながらつかむと、平均は悪くなる?
- 練習:5回やってから、さらに5回。2セット目は速くなる?
- 目と触覚:目を閉じ、離した瞬間に友だちに腕を軽くたたいてもらう(離すときは音を立てずに)。
- クラスのデータ:ペアごとの平均を表にまとめ、なぜ結果に差が出るのか、なぜ1回より5回のほうがよいのかを話し合う。
話し合いのテーマにおすすめなのが、定規をつかむのはマウスをクリックするより時間がかかる、という点です。指が動いて定規を握る時間も結果に含まれているからです。
定規キャッチとオンラインの反応速度テストの違い
2つが測っているものは少し違います。定規テストには 画面もマウスもない ので端末の遅延はありませんが、指を閉じる時間が含まれます。オンラインの反応速度テスト はクリックを測りますが、画面とマウスの遅延が結果に含まれます。両方やって比べてみるのもおもしろいですよ。
スタートの合図を変えたいなら ライトアウト反応テスト を。反応よりスピードを試すなら CPSテスト と エイム練習 がおすすめです。スキルテストは スキルテスト のページにすべて載っています。端末の遅延については、ガイド「テスト結果の読み方」で説明しています。
よくある質問
定規キャッチの結果から反応時間はどう計算しますか?
t = √(2d ÷ g) を使います。d はメートル、g = 9.81 m/s² です。20 cmでつかんだ場合は √(2 × 0.20 ÷ 9.81) = 0.202秒、つまり202 msです。このページの計算ツールなら、cmでもインチでも自動で計算します。
定規キャッチテストの良い結果とは?
独自のランキングは公開していません。計算上の目安は、15 cmで175 ms、20 cmで202 ms、25 cmで226 msです。自分の平均を時間をおいて比べたり、同じやり方で測ったクラスメートと比べたりしてください。
なぜ5回やるのですか?
1回ごとの結果はかなりぶれます。タイミングを読んで当たることもあれば、まばたきすることもあります。5回の平均ならずっと安定し、追加していくと計算ツールに表示されます。
インチでも使えますか?
はい。単位を in に切り替え、定規のインチ側の目盛りを入力してください。計算ツールが1 in = 2.54 cmで換算してから式に当てはめます。
定規の結果がオンラインの反応速度より遅いのはなぜ?
つかむ動作はクリックより大きな動きだからです。親指と人さし指が数センチ動いて握る必要があります。一方、オンラインのテストには画面とマウスの遅延が加わります。どちらも正しい結果なので、同じ方法どうしで比べましょう。